経営を強くする戦略経理 (電子書籍)
- フォーマット:
- 電子書籍 単行本
著者 | 前田 康二郎 著 高橋 和徳 著 近藤 仁 著 |
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ジャンル | ビジネス書籍 > 経営・事業戦略・問題解決・起業 |
シリーズ | ビジネス/組織を成長させる本 > 経営・起業 |
出版年月日 | 2018/04/20 |
ISBN | 9784820726579 |
判型・ページ数 | A5・224ページ |
『戦略経理』とは、会社の経営戦略に、数字を意識、活用した戦略を組み込んでいくことを提案、実践していくことで、「戦略的経理思考」の必要性、重要性を経営陣や現場に理解してもらう、ということ。そして、「経理自身の戦略」。経理社員として、いかに自分のスキル、キャリアを「戦略的」に積み上げていくか、ということ。
不確実性の時代を生き抜く経理パーソンとして、この2つの「戦略」を磨いていくための実践方法がわかります。
【本書の特長】
●戦略的な経理担当者へのアプローチと実践事例
●クラウド・AI、システム導入・・・戦略経理の強化策
●これからの戦略経理の働き方とステップアップ
【本書の読者対象】
具体的には次の悩み・課題を持つ方々にお勧めします。
「会社の経営戦略に、数字を組み込んで、経営陣や現場に理解してもらうためにはどうすれば?」
「自分のスキル、キャリアをどうやって積み上げて、会社に存在感を示せばいいんだろう?」
「テクノロジーの進化で、将来的に自分の仕事がAIに取って代わられないようにするには?」
――経理は会社組織になぜ必要なのか
経理は、「経理的思考」を会社全体に植樹する部署
経理は、扇の要にもなれば、足かせにもなる
CFOの役割を理解する
CFOは経理に何を求めているか
相互理解が経理の重要性認知のカギ
経理部の資質で会社の数字も変わる
個々人の「モラル」こそ、戦略経理の大前提
――数字なき戦略は企業戦略に非ず。なぜ数字は必要なのか
数字なき戦略は経営判断を鈍らせる
数字なき戦略は不正を助長させる
数字なき戦略は着地点を見いだせなくなる
数字なき戦略は議論が堂々巡りに陥る
戦略経理は数字をセットにした「イメージ」をもつことが大切
第2章 戦略経理アプローチ
――企業環境別戦略経理アプローチ
経理に求められる資質は「どの会社でも同じ」ではない
老舗企業・大企業ではなぜ「経理部長的な」資質だけではダメなのか
ベンチャー・中小企業ではなぜ「CFO的な」資質だけではダメなのか
会社を四つに大別して戦略経理を考える
老舗企業では「変化」を受け入れる土壌作りを担う
大企業では「計数的なモラル」がブランドイメージ維持のカギ
中小企業では「フェイス・トゥ・フェイス」を活かした戦略経理
ベンチャー企業では「統制・統率できる」戦略経理
――業態別戦略経理アプローチ
製造業の戦略経理
非製造業の戦略経理
B to Bの戦略経理
B to Cの戦略経理
コンテンツ業界の戦略経理
第3章 戦略経理の強化策
――積極的戦略経理に必要な「○○力」
なぜ経理作業「以外」の能力が、これからの経理社員に必要なのか
何をキャリアアップの目標に定めるか
数字の「センス」を拡散させる
ファシリテート力
選定力
プレゼンテーション力
トランスレート(言い換え)力
共感を得る力
咀嚼(そしゃく)力
――戦略経理を強化するためのシステム導入方法
会計システムにおける導入時のポイント
販売管理・プロジェクト管理システム
債権管理システム
経費精算システム
クラウド・AIの可能性
第4章 戦略経理の実践事例
A社(年商25億円、製造業)の事例
B社(年商50億円、飲食業)の事例
C社(年商15億円、印刷業)の事例
D社(年商100億円、IT業)の事例
E社(年商400億円、サービス業)の事例
第5章 これからの戦略経理の「働き方」と「ステップアップ」
――「自分の働き方」を職場状況に応じて戦略的にシフトする
どの環境でも活躍できる経理パーソンになるには何を日頃から心がけるべきか
会社の経理は「何人」が適性なのか
現代のトレンドは「少数精鋭」で「使える」人
究極の理想は「ワンオペレーション」ではなく「ツーオペレーション」
起業直後の会社での働き方
IPO準備企業での働き方
経営不振の状態にある会社での働き方
合併、買収の際は、システムやワークフローはいったん主導権のある会社に合わせる
――個人を強化し、戦略的にステップアップしていくための能力
情報収集力(社内外、国内外の人脈の形成)
英語力(海外との交渉)
キャッシュフロー
交渉力(社内ルールの構築からM&Aまで)
国際税務
PDCA(Plan Do Check Action)
KPI(Key Performance Indicator)
資本政策
【戦略経理実務ノート】戦略経理に期待される能力と役割/経営管理実践/経営戦略の枠組みと経理//財務・業務の視点/経営指標ほか