工業英語を基礎とした特許英語
本書は、著者の現場での経験から、英文特許出願明細書の書き方を「工業英語」の観点から、分かりやすくまとめたものです。
かつては特許を取得して発明の権利を保護できたらそこがゴールでした。しかし現在の考え方では、特許の取得はスタートに過ぎません。
読みやすく理解しやすい特許明細書があって初めて特許が商品として流通するのです。
本書を通じ、工業英語の応用分野として「特許があるということを知っていただければと思います。
第1部 英文による表現とそのチェック
1.Descriptionの書き方(定型文の活用)
2.Claimの書き方(apparatus claimの場合)
3.Abstractの書き方
4.Description、Claim、Abstractの書き方の違い
5.実施例の書き方で注意すること
6.「原文に忠実」と「原文の内容に忠実」との違い
7.固定観念で理解している単語の誤用
8.Paragraphとtopic sentence
9.翻訳のレベル
10.翻訳文をチェックする人へ
第2部 翻訳用和文原稿を作るときに留意してほしいこと
1.Background of the Invention
2.Summary of the Invebtion
3.Detailed Description of the Preferred Embodiment
4.Claim(通常、What is claimed is:で始まる)
5.Abstract
6.翻訳者からのお願い
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