楕円思考で考える 経営の哲学
著者 | 常盤 文克 著 |
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ジャンル | ビジネス書籍 > 経営・事業戦略・問題解決・起業 |
シリーズ | ビジネス/組織を成長させる本 > 経営・起業 |
出版年月日 | 2017/03/02 |
ISBN | 9784820719649 |
判型・ページ数 | 4-6・196ページ |
定価 | 本体1,500円+税 |
楕円思考とは、自分の立ち位置に杭を打つ、同時にその対極にもう一本杭を打ち、二つの杭を包含するような二極合一の思考のことです。つまり、東洋と西洋を包み込むような、また人間と自然を一体化するような発想です。
日本をはじめとする東洋思想と米国を代表する欧米的思想の両極を楕円に見立て、世界的視点による経営がこれからの日本企業の活路だと本書で説きます。
トランプ・ショックと反グローバリズム/楕円思考とは何か/働く人を大切にする日本的システム/利益の源泉はカネ・モノからヒトへ/量から質への経営/デジタルとアナログの中庸
第一章 これからの日本企業の優位性
日本企業の勝ち目は「質」/国内回帰がなぜいいのか/世界一のモノづくりのために/コミュニティ精神の重要性/人(ヒト)が自ずと育つ組織
第二章 東洋の知に学ぶ
成長至上主義への疑問/地政学から見る東洋思想/梵我一如と天人合一/漢方との出会い/アーユルヴェーダとユナニ/荘子が教える「無用の用」/東洋の知に学ぶ変化
第三章 易の思想に学ぶ
万物の循環に注目し未来を予測/易という字の含意/時流に乗らず、時中を探る/時の循環を知り、変化の兆しを読む/不易流行で混沌の時代を生き抜く/易経に学ぶヒトづくりの真髄/学びの循環と「いま、ここ」の積み重ね/職場の結束に求められる現場リーダー/天地人三才の思想/五行思想と漢方による組織マネジメント
第四章 自然の知に学ぶ
生き物の知に学ぶ/農作物の栽培が教えるもの/変態と飛翔昆虫たちの生き方/知の生態系をつくる/センス・オブ・ワンダー
第五章 集団の力とイノベーション
新結合新しい組み合わせの創出/「異」から始まる革新/作り手のココロと使い手のココロ/集団の天才をめざす/一体感をつくる「筋交い」の仕組み/経営に汎科学の発想を
終章 よき仕事から生まれる集団の活力
ポスト勤勉社会の仕事意識/日本人の仕事観・職業観/西欧人の仕事観・職業観/仕事と人生を重ねる